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腐よろず雑記。 感想やラクガキ・小ネタを投下してます。 ZEXALが無事最終回を迎えましたが相変わらずカイト受けを欲しています!!切実!!
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いつものお題消化ですが、まだ書き上がってないのでリンクは後半をうpした際に。
短いのでも…と思ってたらいつのまにか文字数が増えてきたので一部うp。

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■■注意事項■■

ゼアルからキャラだけ借りてきたようなパロ。
商業誌とかでありがちな設定とありがちな展開。
カイトの扱いが酷い。
キャラ崩壊にも程がある。
Mr.ハートランドがいろんな意味で変態。
ぶっちゃけ奴隷パロ。
奴隷カイトと買主なMr.ハートランド。
舌打ちしちゃうような凛々しいカイトはいません。

何があっても大丈夫という方はスクロールお願いしますです。

+++









つまらない世の中だ。
広い豪邸。高い車。希少な宝石。
世界一美しい女。
金で買えないものはない。
自分を愛しているのではなく、自分の金を愛す妻。
しかし悲しみや怒りは生まれない。
男が欲しかったのは自分を愛してくれる妻ではなかった。
世界一美しい女を手に入れたい。それはもう、愛と呼べるものなどではなく、コレクションの1つでしかなかった。
金を目当てに買われた美女と、美女をコレクションに加えたかった男。
利害が一致していたのは数年間。
女は他に男をつくり、男は衰えていく彼女の容姿に既に飽きていた。
嫉妬や遺恨などは存在しない。彼女の望むだけの慰謝料でこの関係は終わりだ。
金で買えないものはない。
照明の絞られた真っ黒い空間に高いスーツで着飾った大人達がひしめいている。
唯一、スポットライトで照らされた舞台上にいるのは、莫大な値段でやりとりされる商品だ。
稀少な宝石や、車というものではない。
壇上でただ無言で佇む商品は、人間。
愛だけでなく人の命までも金で買える世の中、そこで男が買ったのは蒼い瞳の少年だった。


+


珍しい動物。絶滅寸前の稀少な生物。
それらを手に入れるのと同じ感覚で、男は少年を競り落とした。
綺麗な見た目はそれだけで人を惹きつける。
愛玩用と説明を受けた少年の名はカイト。苗字は不明。
奴隷として売られていたのだ、家の名などあってもなくても同じだろう。
愛玩用とのことだがカイトは華奢ではあるが性別上はれっきとした男である。
しかしカイトの容姿を見て購入したのだ。性別が女でないことなど男にとっては取るに足らない問題だった。
実際、そういう用途で使われることを想定しているのだろう。
カイトは男の命令に従い自慰を見せ、なおかつ男を慰める術も身に着けていた。
見た目が良い奴隷の中には貧しい出からか教育を受けていない者も多く、口を利けない者も少なくない。
男はカイトもそうだと思っていたのだが、男の予想に反しカイトは男に問われれば静かな声で滑らかな受け答えをして見せた。
いくら容姿に金を出して手に入れてもそれは老いには抗えぬものだ。
しかしカイトはまだ若く、時間は十分あった。
少しばかり期限付きの玩具に金を出したとすれば全く惜しくない。
カイトは愛玩用とは言え、元々器用であるのか食事も作るし身の回りの世話もそつなくこなす。
前妻のように人間らしい文句を全く口にしないのは少し面白味にかけたが、それも奴隷として高い値段を払った甲斐があるというものだ。
だがそれだけではなかった。
男はそれまでセックスは気晴らしの一種でしかないと思っていた。
少なくともカイトと出会う前の男にとって、セックスは溜まったものを吐き出す行為でしかなかったのだ。
それがカイトとのセックスでは違った。
もちろん身体の構造からして違うのだ。何が違うとは具体的にはわからない。
とにかくカイトとのセックスは酷く具合が良いのだ。
女達のように媚びるような煩い声で喘がないというのも大きいかもしれないが、普段物静かなカイトがベッドの中で見せる表情に男は満足していた。
愛玩用として仕込まれているのだろうが、一緒に過ごすうちにカイト自身はあまりあの行為が得意ではないのだということもわかった。
文句を言うわけでも、暴れて拒絶するわけでもないが、男が優しく扱う様に戸惑っているようにも見えた。
「カイト」
ある朝、男のために白いカップへ琥珀色の紅茶を注いでいたカイトに向かって男は呼びかけた。
「何でしょうか」
カップとソーサーを男の前へ差し出して、カイトは自分を見つめてくる視線に返事をかえす。
「今夜夕食でも一緒にどうかな。君の好きなものを用意しよう」
男は自分の横に控えるカイトに柔らかな笑みを投げた。
今までずっと多忙で夜となっても時間が取れなかったのだが、今夜は時間が作れそうだったのだ。
何故奴隷相手にそこまでしようと思ったのか男は疑問にも思っていない。
ただカイトともっと話がしたいとの考えから、男はカイトを見上げ投げかけたのだが、カイトの答えは意外なものだった。
「折角ですが、それは出来ません」
カイトの言葉は明確だった。
これまでどんな無理難題をふっかけようともカイトが首を横にふることなどなかった。
ベッドの中では口にだすのも憚られるような卑猥な言動を強いたこともあるのに、普通に夕食を共にすることが何故出来ないのか。
男の疑問に答えるように、むしろ何故そんな当たり前なことがわからないのかと責めるような雰囲気すら匂わせ、カイトは答えた。
「俺は使用人の身です。主人の貴方と同じ席につくことはできません」
冷水を浴びせられたような衝撃だった。
「……それは、私の命令でも…か?」
「はい」
カイトは相変わらず男の側に佇んだままいつものように男の食事が終わるのを待っている。
言われてみれば確かに、屋敷にはカイト以外にも何人もの使用人がいるが、彼らと食事の席を設けようなどと一瞬足りとも考えたことはない。
男はいつの間にか、カイトを奴隷の一人としてではなく、カイトという一人の人間で見ていたことに気づいたのだ。
人間を金で買い、無理矢理服従させている事実など都合良く忘れて。
「…では、好きな食べ物は何かね。何でも用意しよう」
食事を共に出来ないのなら、せめて少しでも気晴らしになるようなものを与えよう。
カイトは良くやってくれているのだ、他の使用人よりも贅沢をしたところで誰の咎めを受けるわけでもない。
取り繕うように尋ねた男の笑顔にも、しかしカイトは表情一つ変えぬまま答える。
「特定の食事に対する執着は特にありません」
何でもない事のように答えるカイトの様子に男は頭をハンマーで殴られたような衝撃を感じた。
「それなら……君は──」
一体何を楽しみに日々過ごしているんだ。
思わずそんな疑問が口をつきそうになって、男は慌てて言葉を切った。
売られていた彼にそんな選択肢が存在するはずがない。
そもそも彼を金で買い、人並みの生活を奪ったのは他でもない自分自身だ。
そんな自分が尋ねられることではない。
食欲などとっくに失せてしまっていた。
「すまないが、片付けておいてくれたまえ」
まだ皿に食事を残したまま、男は食堂から出ようとしている。
見送りにと小走りで追いかけたカイトに、男は振り返らずに告げた。
「今日は見送りは良い。別のものを手配する」
「はい」
食堂の外に控えていたメイド数名にあれこれと指示を出す男の背が扉の向こうへ消えてゆく。
カイトが食器を片付けていると間もなく、車の発進する音が遠くで聞こえた。


+


今日は大事な商談の日だった。
上手く纏める自信はあった。もともとあちらから持ちかけてきた話なので、男が断らない限り結果の見える出来レースのようなものだった。
気になっているのは商談のことではない。
先程のカイトの発言だ。
もともと奴隷と主人の身分である。カイトの言っていることは何一つ間違ってはいない。
四六時中側において、体を重ねて、情が移ってしまったとでも言うのだろうか。
否定出来ないことを誰よりも痛感しているのは男自身であった。
会社のエントランスに車を寄せ秘書数名に今日の予定を説明されながら、男は最上階にある社長室へようやく腰を下ろした。
暫くして、秘書が来客を知らせた。
秘書の案内で応接間に通されたのは今日の取引相手。
男の会社は元々大きな財閥のグループから独立したものであり、目の前の相手もどこかこちらと似た境遇にある。
どちらも元となるグループから独立したものであり、今後の方針も立てやすい。提携は至って自然な流れであった。
「はじめまして、Mr.ハートランド」
「こちらこそ。お噂はかねがね」
応接間に現れたのは細身で背が高い優男だった。
出発点が同じとは言え、独立した先ではまた違う財団が動いている。
大事な取引のための交渉役である。ただの社員など寄こすはずがない。
それを裏付けるかのように、男の醸し出す雰囲気は品性や知的さを纏っていた。
クリストファー・アークライトと名乗った青年のファミリーネームに聞き覚えの無い者などいない。
ということはこの男は名門アークライト家の長男であろう。
交渉役に切れ者と噂の長男を寄こすとは、アークライトがこの商談をただの業務提携などとは思っていないという決意の現れであるのか。
食うか喰われるか。どんな大企業であっても、弱肉強食の世界には変わりない。
今回の商談内容にだめ押しするつもりで、Mr.ハートランドは一つ提案をした。
「良ければ夕食を御馳走したいのだが、いかがかな?」




+++

続きがありますが、まだありません(え)
書いてる途中というかまたこんな書き終えてないのに小出しにしたら未完になる確率が高ry
今のところ…クソメガネがクソメガネじゃない……かも…しれない(;^ω^)
奴隷パロならもっとそれっぽい話にすべきだったかと思いつつ\(^o^)/
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