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(´∀`)
お題でリハビリしようにも何故か一話一話が長くなってしまうのでちょいちょい1500文字程度の文章でリハビリして行こうかなと今更思い立ちました。(手遅れ)
Ⅱでクリス再登場する前にクリスにタメ口なカイトに慣れとかなきゃなーと思いつついつも書くのはVカイと言うよりクリカイな件。
+++
また懲りずにクリカイ別れネタです。
カイト独白。
クリス喋りません出て来ません←
内容的には以前の「さよならの雨降り」と丸かぶりしてる気がしますが気にしない(暗示)
+++
+++
■パンドラの匣
クリスを失った俺に一体何が残されていただろう。
きっと俺は自分が思っているよりも多くの物を失っている。
クリスはカイトの師であった。
その師を失った今、もう彼にデュエルを教わることは出来ない。
そしてクリスは俺にとってたったそれだけの存在ではなかった。
幼い頃から田舎暮らしで、友人と呼べる存在のいなかったカイトにとって初めて友と呼べる存在だったのがクリスだ。
うれしい時は共に笑い、悲しい時には一緒に泣いてくれる存在。
苦しい時は寄り添い、間違えた時には叱ってくれた。
そんな彼との関係はまるで、父と子、そして、兄と弟のようだったかもしれない。
俺はクリス1人を失ったことで師を、友を、そして家族を失ったのだ。
俺に残されたのは、教えられた通りに彼の後を追うだけのデュエルと、優しかった頃の彼の言葉。
そして、怒りを孕んだ彼の冷たい眼差しだけ。
何故かなんて、話してくれなかった。
物事には必ず原因があり、結果がある。
何かしらの理由があるから起こる事象なのだとカイトに言ったその彼は、けれどカイトに何も説明してはくれなかった。
答えを探すにも思い当たる節がない。
答えを聞こうにも、もう彼はいないのだ。
カイトに冷たい視線を残し、何も言わずに立ち去ってしまったのだ。
悩むことも出来ただろう。
実際にカイトはクリスのいなくなった部屋の前に立ち、ずっと考えていた。
あんなに優しかった彼が、何故突然豹変してしまったのだろうと。
デュエルにおいても、その他に関しても、その全てに理由があるのだと優しく諭してくれた彼が、どうして何も告げずにカイトの目の前から消えてしまったのか。
何故あんなにも怒りや憎しみに満ちた瞳でカイトを睨みつけなければならなかったのか。
もしかするとカイトには一生悩み続けても答えはわからないのかもしれない。
いや、あえて目を背けたいだけなのか。
あまりに多くのものを一度に失い過ぎてしまったのだという現実から。
そしてそれがたった一人の消失によって失われてしまったという事実から。
それ程までにカイトの中でクリスの存在は大きなものになってしまっていたのだ。
大切なものを失ったカイトの中には一体何が残されているのだろう。
クリスがカイトの前から消えても、彼に教わったデュエルはカイトの中に残っている。
ならばこれは何のための力か。
何のために俺は、クリスに教えを請い、その力を求めたのか。
これは大切な家族を……弟を守るために欲し、そして掴み取った力だ。
俺は決して全てを失ってしまったわけではない。
ハルトを守るための力も、ハルトを守りたいという気持ちも、まだこの胸の中にある。
俺にはハルトがいる。
最初からハルトしかいなかった。
何も変わってなどいないのだ。
だからもう、いなくなった者を、失くしてしまった物を数えるのはやめよう。
俺はもう貴方の幻影に縋らない。
自分以外の誰かを頼ることもしない。
俺にはもうハルトしか残されていないけれど、ハルトさえいてくれるのならば、他に何も望まない。
だってそうだろう?
ハルトこそが俺の中に残された最後の希望であり、最大の救いなのだから。
+++
重いよ、兄さん(;^ω^)
リハビリと言いつつどんどん悪化してってるようにしか思えない(((;゚д゚)))
ちなみに後半の「失くしてしまった物を数えるのはやめよう」というのはSound HorizonのRevoさんがライブでおっしゃっていたことです。
なくしたものを数えるよりも、今持っている物を数えよう。
カイトにとってクリスは多くを与えてくれて、クリスがいなくなったことでカイトは多くを失ったけれど、カイトの中にはそれ以上に大切なものが残っている。という短くまとめるとこんな感じです。
カイトさんは弟離れ出来るのだろうか。いやしなくても全然構わないのですが(´∀`)
文中では恋人とは明言してないですが、もちろん恋人だったかもしれないし、けどお互い好意はあったけどそれを互いに伝えることはしなかったとか、そういう煮え切らないような関係もたまには。
遊馬と出会う前のカイトの周りにはそんなにたくさんの人間はいなかったと思うのです。研究に没頭する父と、わけわかんないメガネのうさんくさいおっさんと、大事な弟。ハルトにかかりっきりで、アルプスではハルト元気そうでしたがあんな山奥(っぽかった)だし年の近い友達とかもいなかったんじゃないかと。
そうなるとカイトの世界で大事なのはもう無条件でハルト。ハルト第一。
そんな時カイトにとっては恐らく初めて優しくしてくれた年上のクリスに出会って、クリスはカイトのことを自分の弟と重ねて、カイトはクリスに弟がいるかも知らなかったとして、クリスのことをまるで兄のような存在に思い始めて。
今まで弟のために自分が何とかしなければ、と背伸びしていたカイトの気持ちを初めてわかってくれて兄としての何たるかを教えてくれたクリスって存在はやっぱりカイトにとって特別なのではという妄想を長々。
毎度タイトルつけるのは苦手ですorz
こんなところまで読んでいただきありがとうございます……っ!!
お題でリハビリしようにも何故か一話一話が長くなってしまうのでちょいちょい1500文字程度の文章でリハビリして行こうかなと今更思い立ちました。(手遅れ)
Ⅱでクリス再登場する前にクリスにタメ口なカイトに慣れとかなきゃなーと思いつついつも書くのはVカイと言うよりクリカイな件。
+++
また懲りずにクリカイ別れネタです。
カイト独白。
クリス喋りません出て来ません←
内容的には以前の「さよならの雨降り」と丸かぶりしてる気がしますが気にしない(暗示)
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■パンドラの匣
クリスを失った俺に一体何が残されていただろう。
きっと俺は自分が思っているよりも多くの物を失っている。
クリスはカイトの師であった。
その師を失った今、もう彼にデュエルを教わることは出来ない。
そしてクリスは俺にとってたったそれだけの存在ではなかった。
幼い頃から田舎暮らしで、友人と呼べる存在のいなかったカイトにとって初めて友と呼べる存在だったのがクリスだ。
うれしい時は共に笑い、悲しい時には一緒に泣いてくれる存在。
苦しい時は寄り添い、間違えた時には叱ってくれた。
そんな彼との関係はまるで、父と子、そして、兄と弟のようだったかもしれない。
俺はクリス1人を失ったことで師を、友を、そして家族を失ったのだ。
俺に残されたのは、教えられた通りに彼の後を追うだけのデュエルと、優しかった頃の彼の言葉。
そして、怒りを孕んだ彼の冷たい眼差しだけ。
何故かなんて、話してくれなかった。
物事には必ず原因があり、結果がある。
何かしらの理由があるから起こる事象なのだとカイトに言ったその彼は、けれどカイトに何も説明してはくれなかった。
答えを探すにも思い当たる節がない。
答えを聞こうにも、もう彼はいないのだ。
カイトに冷たい視線を残し、何も言わずに立ち去ってしまったのだ。
悩むことも出来ただろう。
実際にカイトはクリスのいなくなった部屋の前に立ち、ずっと考えていた。
あんなに優しかった彼が、何故突然豹変してしまったのだろうと。
デュエルにおいても、その他に関しても、その全てに理由があるのだと優しく諭してくれた彼が、どうして何も告げずにカイトの目の前から消えてしまったのか。
何故あんなにも怒りや憎しみに満ちた瞳でカイトを睨みつけなければならなかったのか。
もしかするとカイトには一生悩み続けても答えはわからないのかもしれない。
いや、あえて目を背けたいだけなのか。
あまりに多くのものを一度に失い過ぎてしまったのだという現実から。
そしてそれがたった一人の消失によって失われてしまったという事実から。
それ程までにカイトの中でクリスの存在は大きなものになってしまっていたのだ。
大切なものを失ったカイトの中には一体何が残されているのだろう。
クリスがカイトの前から消えても、彼に教わったデュエルはカイトの中に残っている。
ならばこれは何のための力か。
何のために俺は、クリスに教えを請い、その力を求めたのか。
これは大切な家族を……弟を守るために欲し、そして掴み取った力だ。
俺は決して全てを失ってしまったわけではない。
ハルトを守るための力も、ハルトを守りたいという気持ちも、まだこの胸の中にある。
俺にはハルトがいる。
最初からハルトしかいなかった。
何も変わってなどいないのだ。
だからもう、いなくなった者を、失くしてしまった物を数えるのはやめよう。
俺はもう貴方の幻影に縋らない。
自分以外の誰かを頼ることもしない。
俺にはもうハルトしか残されていないけれど、ハルトさえいてくれるのならば、他に何も望まない。
だってそうだろう?
ハルトこそが俺の中に残された最後の希望であり、最大の救いなのだから。
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重いよ、兄さん(;^ω^)
リハビリと言いつつどんどん悪化してってるようにしか思えない(((;゚д゚)))
ちなみに後半の「失くしてしまった物を数えるのはやめよう」というのはSound HorizonのRevoさんがライブでおっしゃっていたことです。
なくしたものを数えるよりも、今持っている物を数えよう。
カイトにとってクリスは多くを与えてくれて、クリスがいなくなったことでカイトは多くを失ったけれど、カイトの中にはそれ以上に大切なものが残っている。という短くまとめるとこんな感じです。
カイトさんは弟離れ出来るのだろうか。いやしなくても全然構わないのですが(´∀`)
文中では恋人とは明言してないですが、もちろん恋人だったかもしれないし、けどお互い好意はあったけどそれを互いに伝えることはしなかったとか、そういう煮え切らないような関係もたまには。
遊馬と出会う前のカイトの周りにはそんなにたくさんの人間はいなかったと思うのです。研究に没頭する父と、わけわかんないメガネのうさんくさいおっさんと、大事な弟。ハルトにかかりっきりで、アルプスではハルト元気そうでしたがあんな山奥(っぽかった)だし年の近い友達とかもいなかったんじゃないかと。
そうなるとカイトの世界で大事なのはもう無条件でハルト。ハルト第一。
そんな時カイトにとっては恐らく初めて優しくしてくれた年上のクリスに出会って、クリスはカイトのことを自分の弟と重ねて、カイトはクリスに弟がいるかも知らなかったとして、クリスのことをまるで兄のような存在に思い始めて。
今まで弟のために自分が何とかしなければ、と背伸びしていたカイトの気持ちを初めてわかってくれて兄としての何たるかを教えてくれたクリスって存在はやっぱりカイトにとって特別なのではという妄想を長々。
毎度タイトルつけるのは苦手ですorz
こんなところまで読んでいただきありがとうございます……っ!!
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