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懲りずにハトカイssとか。
お題は Discolo 様 から。
『たかがキス』というお題をお借りしました。

+++
「カイト、キスをしてくれないか」
男の話が常に唐突で突拍子もないということは知っていたものの、いざ目の当たりにするとこちらの頭の回転を試されている気がしてカイトは遠慮なく不快感をあらわにした。
「嫌です」
「即答だなんて、傷ついてしまうよ」
頭を抱えて仰け反る男を冷めた目で見上げながら、カイトは願わくば急用をでっち上げて部下のロボットが飛び込んでこないかと期待したが、生憎いつも金魚の糞のようにつきまとっているポンコツロボットはやはり予想を裏切らないポンコツっぷりでしかないと再認識するだけに留まった。
「貴方の言動はいつも唐突で困ります」
呆れと皮肉を込めた目で、椅子に腰掛け脚を組んだ男を見やるも、男は肩肘をつきながらいつものように笑みを浮かべるだけだ。
「なぁに硬くなることはないよ。君の世代には馴染み薄いかもしれないが、フレンチキスは立派な挨拶のひとつだ」
「はぁ…」
要するにまたいつもの思いつきなのだろう。適当に付き合ってさっさと終わらせてしまう方が懸命だ。
「それで、どこにすれば良いんですか。頬ですか、手ですか……それとも跪いて爪先にでもやりましょうか?」
「それもなかなかにそそられる提案だが、またの機会にしよう」
どこまで本気で言っているのか全く読めない、余裕のある表情が腹立たしい。
苛立ちを抑えるカイトの前で、男は不意に人差し指を口元へ向けた。
「ここへ」
キスが挨拶であるとつい先程知ったばかりのカイトでも、口元へのキスが軽い挨拶で行うものではないということは知っている。
「……口へ…ですか」
「あぁ、そうだとも」
渋る様子のカイトを男は片手で手招きする。
どうやら椅子に腰掛けたまま、自身は動く気が皆無なようだ。
どこまでもふてぶてしく図々しい厄介な男だと心の中で悪態を吐きながらカイトはゆっくり男の鎮座する場所へと階段を踏みしめた。
本当にこれが挨拶なのかと問い詰めたところで男の答えは変わらないだろう。
男が黒と言えば、白であっても黒だと答えざるを得ない。
「何を迷っているのだね……たかがキスだろう」
男の言葉にカイトはごくりと唾を飲む。
そう、たかがキスだ。……ただ、唇をほんの一瞬合わせるだけだ。
「早くしたまえ」
威圧的な声にカイトはぎゅっと手を握り締めると、椅子にどっかりと腰掛けたままこちらを伺う男を見下ろした。
座った男の座高はカイトの背よりも少しばかり低い。その高さに合わせるように身を屈めたカイトは男の肩に手を置き身体を支え、そっと男に顔を寄せた。
レンズの奥の視線を感じながらも、カイトは目を閉じたまま男の唇へ己のそれを重ねる。
と、カイトの閉じた口唇へぬるりとした感触が触れ、カイトは咄嗟に男の肩を突っぱね後ずさった。
「……っ、もう…用は済んだのでしょう?俺は失礼します」
足早に退室していくその後ろ姿を眺めやりながら男がぺろりと唇を舐めた様子など、背を向けたカイトが知るはずもなかった。
+++
後日談じゃないけど、続き的な内容を考えてます。
短めなので近日中にできればと。
というか私クソメガネきもい!と言いつつクソメガネのネタばかり考えてしまうのは何故なんだ(;´Д`)
違うの好きじゃないの全然好きじゃないの打ちながら苦行のようにクソメガネのあの身振り手振りとこもったような声(※中の人)とうさんくさい顔思い浮かべてるんですがそんなクソメガネに接さなきゃいけないカイトきゅんに萌えてるのであって決してクソメガネがどうのこうのじゃないのあんなうさんくさいやつカイトきゅんに萌えるために仕方ry
私は!風馬さんとか!遊星さんみたいな!かっこいい攻めのセリフでごろんごろんしたいの!(´;ω;`)
お題は Discolo 様 から。
『たかがキス』というお題をお借りしました。

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「カイト、キスをしてくれないか」
男の話が常に唐突で突拍子もないということは知っていたものの、いざ目の当たりにするとこちらの頭の回転を試されている気がしてカイトは遠慮なく不快感をあらわにした。
「嫌です」
「即答だなんて、傷ついてしまうよ」
頭を抱えて仰け反る男を冷めた目で見上げながら、カイトは願わくば急用をでっち上げて部下のロボットが飛び込んでこないかと期待したが、生憎いつも金魚の糞のようにつきまとっているポンコツロボットはやはり予想を裏切らないポンコツっぷりでしかないと再認識するだけに留まった。
「貴方の言動はいつも唐突で困ります」
呆れと皮肉を込めた目で、椅子に腰掛け脚を組んだ男を見やるも、男は肩肘をつきながらいつものように笑みを浮かべるだけだ。
「なぁに硬くなることはないよ。君の世代には馴染み薄いかもしれないが、フレンチキスは立派な挨拶のひとつだ」
「はぁ…」
要するにまたいつもの思いつきなのだろう。適当に付き合ってさっさと終わらせてしまう方が懸命だ。
「それで、どこにすれば良いんですか。頬ですか、手ですか……それとも跪いて爪先にでもやりましょうか?」
「それもなかなかにそそられる提案だが、またの機会にしよう」
どこまで本気で言っているのか全く読めない、余裕のある表情が腹立たしい。
苛立ちを抑えるカイトの前で、男は不意に人差し指を口元へ向けた。
「ここへ」
キスが挨拶であるとつい先程知ったばかりのカイトでも、口元へのキスが軽い挨拶で行うものではないということは知っている。
「……口へ…ですか」
「あぁ、そうだとも」
渋る様子のカイトを男は片手で手招きする。
どうやら椅子に腰掛けたまま、自身は動く気が皆無なようだ。
どこまでもふてぶてしく図々しい厄介な男だと心の中で悪態を吐きながらカイトはゆっくり男の鎮座する場所へと階段を踏みしめた。
本当にこれが挨拶なのかと問い詰めたところで男の答えは変わらないだろう。
男が黒と言えば、白であっても黒だと答えざるを得ない。
「何を迷っているのだね……たかがキスだろう」
男の言葉にカイトはごくりと唾を飲む。
そう、たかがキスだ。……ただ、唇をほんの一瞬合わせるだけだ。
「早くしたまえ」
威圧的な声にカイトはぎゅっと手を握り締めると、椅子にどっかりと腰掛けたままこちらを伺う男を見下ろした。
座った男の座高はカイトの背よりも少しばかり低い。その高さに合わせるように身を屈めたカイトは男の肩に手を置き身体を支え、そっと男に顔を寄せた。
レンズの奥の視線を感じながらも、カイトは目を閉じたまま男の唇へ己のそれを重ねる。
と、カイトの閉じた口唇へぬるりとした感触が触れ、カイトは咄嗟に男の肩を突っぱね後ずさった。
「……っ、もう…用は済んだのでしょう?俺は失礼します」
足早に退室していくその後ろ姿を眺めやりながら男がぺろりと唇を舐めた様子など、背を向けたカイトが知るはずもなかった。
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後日談じゃないけど、続き的な内容を考えてます。
短めなので近日中にできればと。
というか私クソメガネきもい!と言いつつクソメガネのネタばかり考えてしまうのは何故なんだ(;´Д`)
違うの好きじゃないの全然好きじゃないの打ちながら苦行のようにクソメガネのあの身振り手振りとこもったような声(※中の人)とうさんくさい顔思い浮かべてるんですがそんなクソメガネに接さなきゃいけないカイトきゅんに萌えてるのであって決してクソメガネがどうのこうのじゃないのあんなうさんくさいやつカイトきゅんに萌えるために仕方ry
私は!風馬さんとか!遊星さんみたいな!かっこいい攻めのセリフでごろんごろんしたいの!(´;ω;`)
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