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奴隷ネタ書いてる最中で日記まで疎かになってしまってるので、暇つぶしにでもなればといつぞや言ってた発情期猫ネタをば。
とは言えこれも途中でsうぼああ。・゚・(Д`(⊂(゚Д゚ つ⌒
奴隷ネタは一度最後まで書き終えてからじゃないといろいろお見苦しい文章なのでやっぱり年内難しそうです。
遅筆で申し訳ないです><
+++
畳んでいるのは以前言った擬人化パロ。……擬獣化か?(;´Д`)
・例によって続きはまだ無い
・いいとこまでは行ってない
・カイトが猫耳+尻尾の人型ですが飼い猫設定
・若干カイトの口が悪い
・一部カイトの発言に不適切な部分があります
うpしてるとこまでではカプ色無いですが分岐する予定です。……予定は未定ですが_| ̄|○
+++
冬が近づき、毎日の冷え込みが厳しくなってからというもの、ほぼ丸一日ベッドの中で過ごすことも多くなっていた。
春の日だまりのような暖かさは遠い日のようにも思える。
北風の吹きすさぶ外の光景は暖房の効いた室内からはいまいち現実味を失っていた。
安全の保証された家の中は平和そのものだ。
食事もすませ、あとは夜まで家主の帰りを待つばかり。
こんな時はさっさと寝てしまうに限る。
ふわふわの毛布に身体を埋め、カイトはウトウトとまどろみに落ちる。
瞼がずっしりと重くなってきた。
思考も鈍り、勝手に尻尾がゆらゆらと毛布を掠めゆく。
家主が返ってくるまでの長い数時間も、眠っていればあっという間だ。
しかし、嫌でも聞こえてしまった耳障りな甲高い鳴き声が、ずるずると眠りの淵へ落ちていたカイトを現実へ引き戻した。
窓はしっかり締め切っている。すきま風一つ入らない室内は完璧に近い防音設備なのだ。
それでも、カイトはこの時ばかりは己の優秀すぎる聴覚を恨んだ。
無駄だと分かっていつつも、カイトはぴんと立った自身の耳を両手で塞ぐ。
音という音を遮断したくて頭からすっぽりと毛布を被った。
眠いのだ。
それに、一度寝ると決めた以上最早眠くなくとも寝るのだと決め込んで、カイトは痛いほど目を瞑った。
だが──。
「にゃああん」
重ねて言うが、この家の防音は完璧だ。
家の周囲は整えられた樹木に囲われており、広い庭の向こうの音は滅多に聞こえてこない。
耳をふさいでも無駄なことに大きな溜息を吐いて、カイトは苛立ちを隠すこと無く毛布を剥ぎ取り窓辺から庭の様子を伺った。
この距離感は、いくらカイトの聴覚が優れていると言ってもそれだけでは説明がつかない。
となると、可能性は一つ。
耳障りな声の出処を方角から定めた先で、庭師が丁寧に切り揃えた枝葉が不自然に荒れている。
よく目を凝らせば案の定、茶トラと茶白がカイトの予想通りナニをしている真っ最中なのだ。
それも、人の家の庭で。
人が気持ちよく寝ようとしているのに、その真横で別の意味で寝られては安眠妨害もいいところだ。
あちらの声が聞こえるのだ。逆もしかるべきであろう。
すう、と息を吸い込んで、ガラリと勢い良く窓を開け放った。
「貴様ら他所でやれ!」
窓の外へ盛大に叫ぶと、カイトの怒声に驚いたのだろう。
オス猫は耳を伏せて一目散に庭から飛び出していった。
ぽつんと残されたメス猫が恨みがましそうに窓辺のカイトを睨みつける。
だからと言ってカイトが罪悪感を覚えることなどない。
他に人気のない場所など探せばいくらでもあるのだ。
わざわざ近所の庭で致すような尻軽発情女に恨まれる謂れはない。
カイトの冷たい視線に怯むこと無く威嚇を続けていたメス猫だったが、ひとしきり庭木に身体を擦りつけ終えると、気が済んだのかひらりと身を翻し木々の向こうへ姿を消した。
「フン。見境のない発情期のメス猫め…」
主人のガーデニング道楽にケチを付ける気は無いが、この時期ばかりは広すぎる庭のスペースにうんざりする。
適度に緑の茂った庭は毎年発情期になると、あちこちからメス猫がオスを連れ込む乱交スポットになっているのだ。
四六時中興味もない女の発情した鳴き声を聞かされるこちらの身にもなってくれ、と言えないのが実にもどかしい。
ようやく安眠妨害の元を排除出来たことで、カイトは今度こそ…と毛布へ包まった。
温かい室内と保温性の高い毛布に包まれれば、冷めた眠気も戻ってくるだろう。
そう思っていたカイトだが、しかし予想していた眠気は一向に訪れず。
それどころかみるみるうちに頭は妙に冴え、息は乱れ、呼気は熱を帯びてくる。
あまりの暑さに耐えかね毛布を蹴散らすが、それでも暑さは収まらない。
「……は…、ァ……」
しまった…と思った時には既に、カイトの内側の熱は限界寸前まで昂ぶってしまっていた。
ふと脳裏にさっきの女の声が蘇り、カイトは舌打ちする。
定期的に発情期の訪れるメスと違いオスの発情は不定期で、その多くがメスの発情に誘発されて起こるものなのだ。
それはカイトとて例外ではなく、ましてや自分の意志でどうにかできるものでは到底なかった。
「くそ…ッ」
人知れず悪態をついて気を紛らわせるも、当然その程度で収まる熱であるはずもない。
カイトの意志に反し頬は紅潮し、瞳は潤み、細い両肩は小刻みに震えた。
少しでも身体を苛む熱を逃そうとカイトはぎゅっと毛布を握り込む。
しかしいくら指先が白むほど強く握ったところで、身体を苛む責苦が消えるわけではなかった。
+++
猫飼ったことが無いのでwikiの情報基準で打ってるのですが、猫の感情表現は犬とは違うみたいなのでいろいろ違うかも。
とは言えこれも途中でsうぼああ。・゚・(Д`(⊂(゚Д゚ つ⌒
奴隷ネタは一度最後まで書き終えてからじゃないといろいろお見苦しい文章なのでやっぱり年内難しそうです。
遅筆で申し訳ないです><
+++
畳んでいるのは以前言った擬人化パロ。……擬獣化か?(;´Д`)
・例によって続きはまだ無い
・いいとこまでは行ってない
・カイトが猫耳+尻尾の人型ですが飼い猫設定
・若干カイトの口が悪い
・一部カイトの発言に不適切な部分があります
うpしてるとこまでではカプ色無いですが分岐する予定です。……予定は未定ですが_| ̄|○
+++
冬が近づき、毎日の冷え込みが厳しくなってからというもの、ほぼ丸一日ベッドの中で過ごすことも多くなっていた。
春の日だまりのような暖かさは遠い日のようにも思える。
北風の吹きすさぶ外の光景は暖房の効いた室内からはいまいち現実味を失っていた。
安全の保証された家の中は平和そのものだ。
食事もすませ、あとは夜まで家主の帰りを待つばかり。
こんな時はさっさと寝てしまうに限る。
ふわふわの毛布に身体を埋め、カイトはウトウトとまどろみに落ちる。
瞼がずっしりと重くなってきた。
思考も鈍り、勝手に尻尾がゆらゆらと毛布を掠めゆく。
家主が返ってくるまでの長い数時間も、眠っていればあっという間だ。
しかし、嫌でも聞こえてしまった耳障りな甲高い鳴き声が、ずるずると眠りの淵へ落ちていたカイトを現実へ引き戻した。
窓はしっかり締め切っている。すきま風一つ入らない室内は完璧に近い防音設備なのだ。
それでも、カイトはこの時ばかりは己の優秀すぎる聴覚を恨んだ。
無駄だと分かっていつつも、カイトはぴんと立った自身の耳を両手で塞ぐ。
音という音を遮断したくて頭からすっぽりと毛布を被った。
眠いのだ。
それに、一度寝ると決めた以上最早眠くなくとも寝るのだと決め込んで、カイトは痛いほど目を瞑った。
だが──。
「にゃああん」
重ねて言うが、この家の防音は完璧だ。
家の周囲は整えられた樹木に囲われており、広い庭の向こうの音は滅多に聞こえてこない。
耳をふさいでも無駄なことに大きな溜息を吐いて、カイトは苛立ちを隠すこと無く毛布を剥ぎ取り窓辺から庭の様子を伺った。
この距離感は、いくらカイトの聴覚が優れていると言ってもそれだけでは説明がつかない。
となると、可能性は一つ。
耳障りな声の出処を方角から定めた先で、庭師が丁寧に切り揃えた枝葉が不自然に荒れている。
よく目を凝らせば案の定、茶トラと茶白がカイトの予想通りナニをしている真っ最中なのだ。
それも、人の家の庭で。
人が気持ちよく寝ようとしているのに、その真横で別の意味で寝られては安眠妨害もいいところだ。
あちらの声が聞こえるのだ。逆もしかるべきであろう。
すう、と息を吸い込んで、ガラリと勢い良く窓を開け放った。
「貴様ら他所でやれ!」
窓の外へ盛大に叫ぶと、カイトの怒声に驚いたのだろう。
オス猫は耳を伏せて一目散に庭から飛び出していった。
ぽつんと残されたメス猫が恨みがましそうに窓辺のカイトを睨みつける。
だからと言ってカイトが罪悪感を覚えることなどない。
他に人気のない場所など探せばいくらでもあるのだ。
わざわざ近所の庭で致すような尻軽発情女に恨まれる謂れはない。
カイトの冷たい視線に怯むこと無く威嚇を続けていたメス猫だったが、ひとしきり庭木に身体を擦りつけ終えると、気が済んだのかひらりと身を翻し木々の向こうへ姿を消した。
「フン。見境のない発情期のメス猫め…」
主人のガーデニング道楽にケチを付ける気は無いが、この時期ばかりは広すぎる庭のスペースにうんざりする。
適度に緑の茂った庭は毎年発情期になると、あちこちからメス猫がオスを連れ込む乱交スポットになっているのだ。
四六時中興味もない女の発情した鳴き声を聞かされるこちらの身にもなってくれ、と言えないのが実にもどかしい。
ようやく安眠妨害の元を排除出来たことで、カイトは今度こそ…と毛布へ包まった。
温かい室内と保温性の高い毛布に包まれれば、冷めた眠気も戻ってくるだろう。
そう思っていたカイトだが、しかし予想していた眠気は一向に訪れず。
それどころかみるみるうちに頭は妙に冴え、息は乱れ、呼気は熱を帯びてくる。
あまりの暑さに耐えかね毛布を蹴散らすが、それでも暑さは収まらない。
「……は…、ァ……」
しまった…と思った時には既に、カイトの内側の熱は限界寸前まで昂ぶってしまっていた。
ふと脳裏にさっきの女の声が蘇り、カイトは舌打ちする。
定期的に発情期の訪れるメスと違いオスの発情は不定期で、その多くがメスの発情に誘発されて起こるものなのだ。
それはカイトとて例外ではなく、ましてや自分の意志でどうにかできるものでは到底なかった。
「くそ…ッ」
人知れず悪態をついて気を紛らわせるも、当然その程度で収まる熱であるはずもない。
カイトの意志に反し頬は紅潮し、瞳は潤み、細い両肩は小刻みに震えた。
少しでも身体を苛む熱を逃そうとカイトはぎゅっと毛布を握り込む。
しかしいくら指先が白むほど強く握ったところで、身体を苛む責苦が消えるわけではなかった。
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猫飼ったことが無いのでwikiの情報基準で打ってるのですが、猫の感情表現は犬とは違うみたいなのでいろいろ違うかも。
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